真俯瞰撮影

By | 5月 6, 2020

真上から垂直に見下ろすように撮影することを、真俯瞰撮影というそうです。ヤフオクやメルカリの出品に掲載する商品画像で見かけてましたが、近年は料理動画でも使われています。DELISH KITCHENの料理動画がその一例です。

真俯瞰撮影を行うには、幾つかの小道具が必要です。考え方は単純で、机やテーブル、コンロなど、撮影したい空間の直上に位置するように、物干し竿のような真っ直ぐの棒の先にスマホやカメラなどの撮影機器を装着して、固定します。撮影したい空間への光の加減が、撮影後に気になるように映るなら、照明の追加が必要です。以下、スマホを例に小道具の紹介をしていきます。

スマホを、固定するスタンドや三脚などの器具に装着するホルダーが必要です。「スマホ 三脚 アダプター」「スマホ 三脚 アタッチメント」と検索すると、マンフロットのPIXIクランプなどが見つかります。撮影方向に縦と横があるので、横向きと縦向きの双方にネジ穴があるものが便利です。

床面や卓上に置くスタンドには、三脚が便利です。雲台(カメラを取り付ける最先端の部分のこと)が水平から垂直まで角度を設定できるものが望ましいです。三脚は卓上用の小さいものではなく、廉価なもので構わないので、高さを1m以上に設定できるしっかりした大きさのものが、撮影機器を安定して固定してくれるので、お勧めです。カーボン製でなく、アルミ製で大丈夫です。

スマホとスタンドの間に、アームを付けて、伸ばします。SLIKが発売している雲台アクセサリーのスライディングアーム 2、Velbonが発売している三脚アクセサリーのV4ユニット、SIRUIが発売しているスライドアーム HA-77などです。雲台が垂直に動かせる三脚なら、ハクバが発売している延長ポール HC-2という、通常は上向きに三脚を延長するポールも使えます。これらはすべてカメラ用品のメーカーです。

ここまで、ホルダーと三脚とアームを組み合わせることを説明しましたが、SLIKのエイブル 300 HCのように、これらをセットにした製品もあります。

ただし、今年の4月の時点で、入手が難しくなっている製品もあります。真俯瞰撮影を検討する際には、直上に撮影機材を固定するために、手許の機材やちょっとした資材で工夫することもご検討くださると良いと思います。



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