==== 端末多重接続ソフトウェア (端末多重化ソフトウェア, Terminal Multiplexer) ==== シェルの上で動かしているジョブは、シェルが終了すると、一緒に終了してしまう。 それを避けるためには、ジョブをバックグラウンドで動かすようにするか、端末多重接続ソフトウェアを日常的に利用すると良い。 === GNU Screen === [[http://www.gnu.org/software/screen/|GNU Screen]]は端末多重接続ソフトウェア。デフォルトのキーバインドはEmacsと相性が少し良くない。 リモートログインした後で、次の一行を実行しておく。 screen 接続が途切れて、再度リモートログインしなおした後で、次の一行を実行すると、途切れる前から、その後に状態遷移したところに再接続できる。 screen -r GNU Screenは一つのコンピュータ上で、複数回使用できる。 接続可能なプロセスの一覧は、次の一行を実行すると表示される。 screen -ls 選んだプロセスに再接続するには、次の一行を実行する。 screen -r プロセス番号 回線が途切れずとも、切断したい場合には、次のキー操作を実行する。 Ctrl-a d 現在、接続しているセッションを終了するには、シェルを終了するように次の一行を実行する。 exit === tmux === [[https://github.com/tmux/tmux]]はOpenBSDに標準搭載される端末多重接続ソフトウェア。GitHubで公開されている。 リモートログインした後で、次の一行を実行しておく。 tmux 接続が途切れて、再度リモートログインしなおした後で、次の一行を実行すると、途切れる前から、その後に状態遷移したところに再接続できる。 tmux a tmuxは一つのコンピュータ上で、複数回使用できる。 接続可能なセッションの一覧は、次の一行を実行すると表示される。 tmux ls 選んだセッションに再接続するには、次の一行を実行する。 tmux a -t <対象セッション名> 選んだセッションを終了するには、次の一行を入力する。 tmux kill-session -t <対象セッション名>